アクト・オブ・キリング ~ 自分を客観視する重要性を悟る体験

アクト・オブ・キリング

アクトオブキリングというインドネシア映画があります。デヴィ夫人の旦那、スカルノ大統領が殺されたきっかけになった930事件からの大量虐殺をテーマにした作品です。

予告動画)アクト・オブ・キリング

1965年から1968年の約3年間で、約300万人の共産主義者が大量大虐殺されましたが、虐殺したのはほとんどが民間人のならずものたちでした。

アクトオブキリングの主人公は、少なくとも1,000人もの人間を殺したといわれている本人なのですが、その本人は昔をまったく後悔しているどころかむしろ殺人の過去を誇らしく思っています。

その理由の一つは、「共産主義者は悪だから」という単純な理由に疑いをもたなかったところにあります。アウシュビッツでもユダヤ人をガス室に送り込んで殺したドイツ兵士の上層部は「わたしは命令に従っただけだ。」と自分を擁護しました。

彼らは「悪」でしょうか?もちろん悪だと思いたい・・・・・・ですよね?

しかしわたしたちだって、自分で自分を擁護する殺人者に共感することを放棄して、彼らを「悪人だから」、「サイコパスだから」というように単純に理解して、「死刑にすればいい」と思ってしまうのであれば・・・・・彼らと同じ穴の狢になってしまうのです。くれぐれもご注意を!!