アパマンショップの爆発事故

札幌で爆発事故がありましたね。原因は、消臭に利用する消臭スプレーの在庫処理でした。在庫処理のために、消臭剤を大量にスプレーした結果、引火性の高い気体が充満してしまったのです。

もちろん爆発事故を起こしたことが最大の問題なのですが、そもそもなぜ?消臭スプレーが大量に余っていたのでしょうか?

仕事サボり

顧客から「入居前にお部屋を消臭しておきましょうか?」と提案し、1万円~2万円のお金をとっておきながら、消臭する仕事をやらなかったからです。仕事をしていないのだから、消臭スプレーが余るのも当たり前というわけです。

顧客が納得している以上、原価1,000円の材料費で済む仕事に1万円~2万円を徴収することは悪いことではありません。しかしそもそも競争の激しいはずの不動産業界でなぜ?ぼろ儲けの構造が残っているのでしょうか?

中世時代

不動産業界は、いまだに中世(5世紀~15世紀)の時代のメンタリティーから抜け出せていません。中世といえば、ギルト(職人の組合)の権限が強くて、王様といえども彼らの権利を侵害することはできませんでした。なぜならば法律よりも権威よりも『慣習』や『伝統』のほうが強い影響力をもっていたからです。

現代風にいえば古いやり方を変えようと提案しようにも、「今までこういうやり方をしていたんだから、勝手に変えるんじゃない!」と業界団体が大反発するイメージです。なぜ大反発するのかというと、古いやり方そのものが、儲けの源泉だからです。具体的には日本の不動産仲介業は「売り手」からも「買い手」からも仲介手数料を徴収するということを長年やっているからです。

消費者としてはわかりにくい構造です。なぜならば不動産仲介業者が「売り手の味方なのか?」それとも「買い手の味方なのか?」ということが消費者の立場からはわからないからです。

誰だって安い賃料で入居したいですよね?でも大家さんは不動産仲介業者のお客さんでもあるわけです。だから消費者の希望に反して強気の価格を維持しようとする圧力が働くというわけです。

不動産仲介業のこういうやり方が「えげつない」という声は昔からありましたが、一向に変わる気配はありません。理由は「今までのやり方が日本の慣習だから」です。以上が、わたしが日本の不動産仲介業が中世であると主張する理由です。あなたも慣習や伝統に縛られていませんか?

伝統をぶち破れ!

新しいことに挑戦するのは勇気がいることですが、新しいことに挑戦しないと見えないものは沢山あります。中世的な伝統主義を批判するなら、自分が自分の殻を破ることからはじめるべきだと思います。

ちなみに中世の農奴(領主さまの土地を耕す人)は、伝統主義から自由になることで農奴であることをやめることができました。農奴とは奴隷ではありません。奴隷は商品でしたが、農奴は権利が保障されていたし勝手に売られることもありませんでした。現代でいうところの「会社のために粉骨砕身働くサラリーマン」のようなイメージです。

農奴はどうやって農奴であることから逃れることができたのか?というと、、、、慣習や伝統をやぶってもいいことに気づいたからです。その他いろいろな要素はありましたが、現代の日本では農奴から脱出できる要素はすべてそろっています。むしろ恵まれすぎているぐらいです。足りないピースは『あなたの強い意志』なのです。