あれはあれ、それはそれ

就職活動

経団連は大学生の終活について「ルール作りをしない」と決めました。しかし政府が横やりを入れました。政府は大学関係者などとの連絡会議にて「急激な就活ルールの変更は中小企業の負担や学生の不安につながるから、2021年春に卒業する学生までは少なくとも現在のルールを踏襲すべき」と決めたのです。

参考 大学生はしばらく縛られる?就活ルール継続決定テレ朝news

日本は政府が終活ルールにすら口を出す国です。その1点だけを考えてみても、日本は資本主義とはほど遠いお国柄だということです。しかし日本人はルールを上から押し付けられてブーたれても少し時間が経過すると何事もなかったように順応するのです。

なぜ順応できるのか?というと、日本人は無宗教だからです。

無宗教性

日本人の無宗教性は「あれはあれ、それはそれ」という態度にあらわれます。会社での論理と、プライベートの論理、仲間内での論理などに整合性がなくても、「まぁ、あれはあれ、それはそれ」だと納得できてしまうんです。

しかし「あれはあれ、それはそれ」と納得する国民は「日本人だけ」であることは知っておいて損はありません。例えばイスラム教の信者であれば「コーラン」(イスラム教の聖典)以外の信仰を受け入れることはしないでしょう。ですからイスラム教の信者に「会社の就業規則で決められてない時間にお祈りするんじゃない!」と命令しても無視されてしまうでしょう。

ですからイスラム教徒やキリスト教徒からすれば、「あれはあれ、それはそれ」と思考する日本人は「あり得ない」存在です。ガイジンからすれば日本人の信念のなさが「興味」になることもあれば、「気味悪さ」になることもあります。一つだけ面白い例をあげましょう。

進化論の否定

キリスト教徒は「聖書」の内容を信じています。聖書によれば人間は神による創造物です。以上の論理を前提にすれば、キリスト教徒がダーウィンの進化論を受け入れられるわけがありません。

ですから「人間が猿から進化しただと?聖書と矛盾している!そんなウソを教える学校に子どもを通わせるわけにはいかない!!」と本当に子どもを学校に通わせない家庭もキリスト教徒には珍しくないのです。

日本人ならば「宗教は宗教、学問は学問」と割り切るところですが、生粋のキリスト教徒にはそういう発想すらないのです。さて、以上を踏まえて話をすすめます。

驚愕したこと

第二次世界大戦が終戦し、アメリカ人は日本人を徹底的に研究しました。すると日本人の特異性が「天皇」にあることがわかりました。日本人にとって天皇は「神」だということを突き止めたアメリカ人は、「どうしたら日本人に天皇が神ではなく、人間であることを教えることができるだろうか?」と頭を悩ませたわけです。

アメリカ人の結論は「日本人にダーウィンの進化論を教えれば、日本人に天皇が神でないことが受け入れられるだろう」というものでした。「人間はすべて猿だったんだ。奇跡も起こしていない天皇が神なわけないだろう?」という理屈で日本人を説得しようとしたのです。

アメリカ人が驚くのはここからです。日本人は「進化論なんて知ってるよ。」というではありませんか!!!!!!!!!!アメリカ人からすれば「進化論は進化論、天皇は天皇」という理屈を日本人が疑いもなく受け入れていることは驚愕でしかなかったのです。

ご都合主義

外国人が日本人を気味悪く思う気持ちがわかるでしょうか?外国人は、すべての現象は突きつめればいくつかの原理原則で説明がつく・・・・と信じています。しかし日本人は抵抗なく「例外」を生み出すのですから外国人が驚かないわけがありません。

だから日本人は政治家のご都合主義も受け入れます。政治家が公約を守らなくても追及しませんしすぐに忘れてしまいます。(欧米の政治家は公約を守らなければ政治生命が絶たれます。)

ここに日本人の弱点があります。例えばアメリカの政治家は常に宗教との整合性を問われています。あまりにも聖書とかけ離れた主張をしようものなら、有権者の一部からは「あいつには投票できない」とそっぽを向かれてしまうのです。

しかし日本は違います。ある日突然、カリスマ性をもった誰かが主張したことですら、信ぴょう性があれば信じてしまうのです。たとえばほんの少しでも宗教の知識があれば「キリスト教と仏教の融合」なんてことはあり得ないことであることは明らかです。しかしそんなことも宗教オンチの日本人にはわからないのです。

カルト教団に洗脳される日本人が多いのは偶然ではありません。くれぐれもご注意を!!!