カルロスゴーン、悪人説

カルロス・ゴーンが逮捕されてから長期拘留が続いていることに、世界中から非難の声が上がっています。なぜ非難されなければいけないのでしょうか?

なぜ批判されるのか?

ズバリ答えは、長期間、拘置所に拘留されているからです。

なぜ?長期間の拘留が問題となるのでしょうか?

ズバリ答えは、拘置所に長期間拘留されること自体が「拷問」だから。

どのあたりを欧米人は「拷問」と考えるのか?

まず弁護士との関係。「弁護士の立ち合いなしで取り調べされること」は欧米ではあり得ないことです。なぜならば、裁判で有罪が決まるまでは無罪の扱いをするのが常識だから。

次に東京拘置所という場所。東京拘置所には確定死刑囚がいるわけですから、死刑の装置もあるわけです。欧州では死刑廃止が基本ですから、死刑囚と同じ施設の中に入れられるだけでも「拷問だと認識されてしまうのです。

次に拘留期間。フランスの場合、拘留期間は4日間です。一方で日本の場合、起訴前の拘留期間は最長で10日+10日=20日(特捜案件の場合)。しかも起訴されてからも証拠隠滅の恐れがあると検察から難癖つけられたら1年以上拘留されることも十分あり得ます

次に運動時間。運動は1日30分です。運動する場所は動物の檻みたいなところをグルグルするだけ。しかも土日は運動できないのです。

次に情報。接見等禁止という扱いになると、弁護士との面会も1日30分に制限されて、テレビや新聞も見れなくなるので情報を遮断されます。そもそもなぜ拷問することがいけないことなのか?

拷問が否定される理由

ズバリ答えは「冤罪を生むから」です。拘置所での生活は大変ツラい(らしい)ので、拘留が延長されるぐらいなら自白してしまおう、、、という人がかなり多いだろう、、ということはずっと指摘されてきました。

つまり日本の司法制度そのものが、「自白を黙認している」ということです。検察が起訴した犯罪の有罪率は99%、、、などといいますが、拘留中に自白させてから起訴するので、、、、、それだけ高い数値になっているともいわれています。

日本のこのような仕組みは、日本国内でもずっ~~っと、「人質司法」といわれて批判されてきました。そして国連拷問禁止委員会においても日本の司法制度は「中世」時代のものと指摘された過去があります。しかし日本の人権大使は「シャラップ!!」と反論しました。(以下の動画参照)

シャラップ発言の一部始終

あの時、日本を批判したのはモーリシャス(インド洋にある島国)でした。そして今回は「フランス」が相手です。民主主義(デモクラシー)が生まれた国が相手です。日本の人権大使はフランスに「シャラップ」といえるのか???

おそらくは強い態度はとれないでしょう。弱い者には強い態度でいるくせに、強いものには巻かれるというヘタレな態度をとるでしょう。なぜヘタレなのか??その答えは「人質司法が必要である合理的な理由を説明できないから」です。もちろん国内向けにはどうとでもなります。でも対外的には屁理屈は通用しません。

そもそもなぜ日本人は人質司法の危険性を認識しないのでしょうか?おそらくその理由はテレビの影響ではないかと思います。

テレビの影響

例えば「遠山の金さん」。遠山の金さんは、警察も、検察も、裁判官も、、全部ひとりで取り仕切る存在です。そして今でもテレビでは検察といえば「HERO」≒「キムタク」≒「正義の味方」≒「吉高由里子」という図式で表現されています。

そう。長い間時間をかけて日本人は「検察官を含めた権力が悪いことをするはずがない」と無意識に刷り込まれてしまっているのです。つまり権力を性善説で認識しているんです。しかし欧米は違います。欧米人は「権力は放っておけば悪いことをする」と認識しています。つまり権力を性悪説で認識しているのです。

くれぐれも日本で当たり前のことが世界でも当たり前だと勘違いしないように。