今この瞬間に生きるということ

今この瞬間に生きるということ

面白い話を聞きました。

チンパンジーは人間よりも脳が小さいのに「今ここ」で発揮する能力が、人間よりも優れているのだそうです。

例えばチンパンジーはタッチパネルに素早く連続的に表示される番号を記憶できるそうですが、人間にはそれが難しいのだそうです。チンパンジーと同じことができるのは、サヴァン症候群などの一部の人間だけなんだそうです。

つまり何が言いたいかというと、人間は「今ここ」ではなく「今ここにないもの」にエネルギーを使う傾向が強いのだそうです。例えば「老後資金2,000万円どうしよう~」みたいに悩むのは人間ならではの能力なのだそうです。

ここに陥穽(落とし穴)がひそみます。人間は「今ここにないもの」に想像を巡らせる能力を発達させてきたからこそ複雑な社会を営むことができたわけですが、逆に「今ここ」に心を開く能力を失ってしまったのです。

IKIGAI

脳科学者の茂木健一郎さんは”IKIGAI”という本で、以下のように語っています。

直接的な報酬や、世間からの認知を求めることなく、「<今ここ>にいること」の喜びに自分自身をただ浸しているという、こういった特別な心の状態、もしくは仕事倫理が、<生きがい>という日本語の概念の核心部なのである。

【引用:IKIGAI】

とはいえ「<今ここ>にいること」というのは言葉ではなく体感で理解することなので、ここから先は「<今ここ>にいること」について『言葉以外で』理解する情報を紹介しておきましょう。

ビリー・アイリッシュ

今や世界的に大人気の歌姫「ビリー・アイリッシュ」も、パフォーマンスを中断して「<今ここ>にいること」を観客に求めています。

ビリー・アイリッシュからのメッセージ

「私がみんなにお願いしたいことは、いまこの瞬間を生きてほしいということ。これから私はパフォーマンス中に『携帯をしまって』って言うと思うけど、もし録画したかったらしてもいいよ。ただ、顔の横に置いてね。意味わかるかな?私の目を見てほしい。携帯を顔の前に掲げるのではなく、顔の横にね。この場所を楽しんで。なぜなら、今この瞬間は、この時にしか訪れないものだから。もう2度とこの瞬間が戻ってくることはない。この時代の、この日の、この時間には戻らないの。人生のうちに訪れる一瞬のできごとだよ。もし、いまみんながハッピーでも、悲しくても、それともみじめな気持ちだとしても、もしなにかが気がかりでも、喜びの頂点にいても、その気持ちを目一杯感じてほしい。それが良い気分でも悪い気分だとしても。それは、今しか感じられない感情だから」

【引用:FRONTROW

アバウト・タイム

わたしは「<今ここ>にいること」の喜びに自分自身をただ浸している」ということを意識的に実感していた時期があったのですが、最近はそれが「当たり前」になりました。

それが当たり前になると、1秒前までつまらなかったはずの毎日に急に光が差し込む感覚がずっと継続するような不思議な感覚にひたることができます。ですからあなたにも「<今ここ>にいること」の喜びに自分自身をただ浸している」という状況に置くことをおススメします。

どうやって????という方は「アバウト・タイム」という映画の鑑賞をおススメします。わたしのいわんとしていることが伝わるはずです。