■ はじめに
「自分を変える」、「人生を変える」目的で、ひとりのコーチがひとりのクライアントのために実施する1対1の『コーチング』はとても高額です。月に1回、全6回のコーチングセッションの相場は安くても100万円です。もちろん腕のあるコーチであればさらに高額な価格を設定をしています。
「そんなお金はとてもじゃないけど払えない」という人もたくさんいるでしょうが、「自分を変える」、「人生を変える」ためのコーチングの価値が安いほうがむしろ怪しいのです。
なぜならばもし本当にコーチングの価値が安いのであれば、あなたの人生を変えることの価値も安いことになってしまうからです。そう。「自分を変える」、「人生を変える」1対1の『コーチング』は、スポーツのコーチとは異なる役割をもった極めて専門性の高い職業的行為なのです。
とはいえ経済的な理由により1対1のコーチングを受けたくても受けることのできない人もたくさんいます。そこで「じぶんコーチング」では、1対多のオンラインコーチングプログラムを開発することにしました。
オンラインコーチングではわたしとあなたが直接会うことはありません。コーチの存在感やオーラや熱量といったものを直接あなたに伝えることはほとんど期待できません。しかしメリットもあります。
それは「コーチに直接会ったけど、コーチの言っていることがあまりよく理解できなかった」というクライアントの抱えやすいデメリットを回避できるということです。「じぶんコーチング」のオンラインコーチングプログラムは文字で情報を伝えるため、短時間で情報を正確に伝えることができるだけでなく、何度でも復習できるのです。
本レポートは「じぶんコーチング」の提供するオンラインコーチングプログラムがどのようなものか体験してもらうためにつくりましたが、本レポートを読めばあなたはコーチングを理解し「自分で自分のコーチング」(以下、セルフコーチング)をはじめることができます。是非とも最後までお付き合いください。
「何を一体どうすれば・・・・自分の人生を変えることができるだろうか???」という悩みを抱えている人は多いのですが、ほとんどの人が自分を変えることもできないし、人生を変える実感をもつことができません。
その理由は単純に「自分を変える方法」が間違っているからです。しかしほとんどの人が間違った「自分を変える方法」を頑張ってやり続けていることに気づいていません。だから頑張れば頑張るほど状況は良くなるどころか悪くなってしまうのです。
もしあなたが「なぜ?頑張っているのにお金の不安が解消しないのだろう?孤独を感じるのだろうか?将来に希望がもてないのだろう?」という悩みを抱えているのであれば、それが何よりの証拠です。あなたは間違った「自分を変える方法」を実践している可能性が極めて高いのです。
実は「自分を変える方法」というものはたった一つしかありません。そのたった一つしかない「自分を変える方法」を本レポートでお伝えするわけですからワクワクしてきませんか?
ちなみにたった一つしかない「自分を変える方法」の効果は絶大です。わたしは新卒で外資系戦略コンサルタント職に就いて5年目になる頃にコーチングを実践してすぐに会社を辞める決断を下しました。
年収1,000万円弱がゼロになりましたし、無職になったわたしとの交流を避ける友人も多かったのですが、収入・人間関係・将来の展望のすべてをアップデートすることに成功しました。
新卒4年目か5年目で年収1,000万円弱をもらっているときよりも経済的な自由度は高くなりました。なぜならば「複数の収入源」をつくることに成功しただけでなく、仕事をする時間もずっと短くなったからです。
交友関係もずっと広く深くなりました。なぜならば経済的自立を達成しただけでなく仕事をする時間も短くなったため、趣味や交友関係のために使える時間を増やすことができたからです。
将来についてムダに悲観することもなくなりました。なぜならば「将来は暗い」という情報を伝えてくる人の論理的な破綻を見抜けるくらいには物知りになることに成功したからです。
あなたも「自分を変える」ことができれば、現状の延長線上にある未来を変えることができます。あなたは「自分を変える」心の準備ができていますか?
もしあなたが「自分を変える」ために、たくさんやるべきことがあると認識しているのであれば、それはあらゆるサービスが「無料」だからです。Google、Facebook、YouTube、Instagramは無料で利用することができます。しかしそのかわりにわたしたちは、「たくさんの広告」を目にする状況に置かれています。
だから「どうすればいいのか?」と悩んでいるときに、たくさんの「魅力的な提案」がわたしたちの目の前に飛び込んでくるのです。ひらたくいえば「●●したほうがいい」という提案のことです。
「●●」にはたくさんのバリエーションがあります。例えば、転職、論理的思考、プログラミング、ダイエット、結婚、マイホーム、資格、情報発信、旅行、時間管理、勉強、スピリチャル、占い、宗教、ヨガ、起業、マーケティング、セールス、セミナーへの参加、動画編集、コミュニケーション能力、投資、、、etc
「魅力的な提案」は果てしなくわたしたちの目の前に立ちふさがり、わたしたちを誘惑します。しかも「ここにチャンスがある。それをお金で買いませんか?」という提案から逃れることは、年々難しくなっているのです。
だからマジメな頑張り屋さんほどスケジュールがびっしりになり、毎日忙しい生活を送ることになるのですが、頑張れば頑張るほど「ある問題」にぶち当たります。それは「お金も時間も足りない」という問題です。
残念ながら「もっとお金や時間があったらいいのに」という不満はなかなか解消することができません。なぜならば使えるお金も時間も有限だからです。ここであなたの抱えている症状・原因・問題を簡単にスケッチして次に進むことにしましょう。
実は、自分を変えることのできない状態から抜け出せない原因は、「自分を変えるためにはチャンスをつかむ必要がある」という間違った信念にあるのです。本レポートではその信念のことを「チャンス追求型思考」と呼ぶことにします。
断言しますが、チャンスをつかもうとすればするほど泥沼にハマります。なぜか?それは「チャンス」(に見えるもの)は、結局のところ他人から「やったほうがいい」と提案されたものであって、あなたが「やりたいこと」ではないからです。
事実、、、、、副業、ダイエット、投資、資格取得、スキル習得などに挑戦して、その結果として自分を変えることのできる人は少数なのです。ほとんどの人が「やったほうがいいこと」を継続することができません。
残酷すぎる事実なのであまり声高に主張したくないのですが、「やるぞ!!!」と気合を入れて挑戦したところで、まったくといっていいほど結果が出せない人がほとんどで、運よく結果が出せたとしても元の状態に戻ってしまうのです。
どうすれば本当に自分を変えることができるのでしょうか?
どうすれば本当に自分を変えることができるのか?
実はその答えはとてもシンプルです。「ビジョンの欠如」という障害を乗り越えることができれば、あなたは本当に変わることができるのです。あなたが考えるべきことは「チャンスを探す」ことではなく、「ビジョンをもつ」ことなのです。
つまり「自分を変えたい」⇒「チャンスを探す」⇒「挫折する」⇒「別のチャンスを探す」⇒「挫折する」ということを繰り返すうちに、自分への自信を失って何をしたらいいのかわからなくなるという負のスパイラルから抜け出すためには、「ビジョンをもつ」⇒「自分を変える行動をする」という考え方に発想を変えなければならないのです。
あなたが変わる必要があるとすれば「それ」はなんなのでしょうか?「それ」がビジョンです。ビジョンをもつことができたら、あなたは本当に自分を変えることができるでしょう。
「やったほうがいいこと」のために「やりたいこと」を我慢する生活に我慢できなくなり、あなたはビジョンの実現のためにがむしゃらに行動するでしょう。そして気づいたときには、あなたは自分という人間がすでに変わったことに気づくでしょう。
とはいえ、イメージが湧かない人も多いと思うので参考事例を一つ紹介したいと思います。
満18歳3か月(受験時)で司法試験に合格した大槻凜(おおつきりん)さんの転機は、中学1年生のときに学校の特別授業で傍聴した覚醒剤取締法違反の裁判で「こんな普通の人が犯罪、覚醒剤をやるのか」とショックを受けたことでした。
一人の人間が法によって裁かれている現場を目の当たりにした大槻さんは裁判の傍聴にハマるのですが、裁判中に「いま何の話をしているのかな?」とわからないことが歯がゆくなり自分なりに勉強しているうちに、『将来は法律家になる』ことを決意します。
最年少で司法試験に合格できた秘訣はどこにあったのでしょうか?
答えは簡単です。司法試験の受験指導校「伊藤塾」の塾長、伊藤真氏が最初の講義で教えてくれた勉強法を守り続けたからです。
勉強法自体は珍しくありません。「声を出して自分に講義することで復習する」(セルフレクチャー)、「寝る前5分間は暗記の時間と決めて毎晩やる」、「スキマ時間の活用」の3つです。
勉強法自体は珍しくないですよね?でも続けるとなると別です。伊藤真塾長曰く、「たぶん今日、セルフレクチャーも寝る前の5分の暗記も、ほぼ全員がやるでしょう。1週間後にやってくれる人は半分ぐらいかな。1年続く人は1割もいないです。でも、こういうことを真面目に続けた人が受かる試験です。」とのこと。
伊藤真塾長の言葉を聞いた大槻凜さんは、こう思ったそうです。「絶対1割に入ってやる」と。
「自分を変えるシンプルな方法」についての理解は深まったでしょうか?
司法試験に最年少で合格した大槻凜さんの場合、「将来は法律家になる」というのがビジョンであり、ビジョンを実現するために「伊藤塾の1割に入る」というのが行動の部分です。
そう。セルフコーチングの肝は、「ビジョンを設定する」⇒「ビジョンを実現する上で、今の自分がやるべきことを明らかにする」⇒「やるべきことをやる」という手順にあるのです。
もちろんセルフコーチングをこれからはじめるあなたも、「ビジョンの設定」⇒「やるべきことの明確化」⇒「行動の継続」という3つのプロセスを忠実に守る必要がありますし、実はそれらは毎日考え続けなければいけないことでもあります。
ですからまずは「あなたのビジョン」、「あなたが毎日やるべきこと」について考えてみましょう。そしてそれらを今日からやってみましょう。
わたしのビジョンは「XXXXXXXXX」です。
「あなたのビジョン」や「あなたが毎日やるべきこと」について考える作業は、慣れない最初のうちはなかなか難しいかもしれませんが、現時点でそれらがよくわからなくても心配する必要はありません。なぜならば「あなたのビジョン」も「あなたが毎日やるべきこと」もこれから更新し続けてブラッシュアップすればいいからです。
大事なことは「あなたのビジョン」や「あなたが毎日やるべきこと」について毎日考え続けるということです。それがセルフコーチングの具体的な作業なのであって、毎日欠かしてはいけないことです。むしろちゃんとやれば効果を感じるはずなので、途中でやめようとは絶対に思わないはずです。
さて、、、、勘のいい方なら気づいたかもしれませんが「ビジョン」と「やるべきこと」は双方向的な関係をもっています。ビジョンがなければやるべきことはわからないし、逆にやるべきことをやっているうちに別のビジョンが見えてくる・・・なんてことは日常茶飯事です。
だからあなたが「ビジョン」を決めて「やるべきこと」をやると、今度は「別のビジョン」が見えてきてまた「別のやるべきこと」が見えてきます。そうやってあなたは自分を変え続けることができるのです。
しかし自分を変えることができない人はビジョンを設定することをせずに行動することしか考えていないのです。「やるべきこと」をやっていたらそのうち自分も変わることができて、自分の人生も変わると勘違いしてしまっているのです。しかしこれではなかなかうまくいかないのです。なぜでしょうか?
ここは重要なポイントなので、わかりやすく解説しておきたいと思います。
「自分を変えたい」、「人生を変えたい」と願っている人は「行動すれば人生が変わる」と信じています。これは半分正解ですが、半分不正解です。正しくは「自分を変える行動をすれば、当然人生も変わる」のです。
つまり「自分を変える行動」ができているか?できていないか?ということが重要なのです。そう。自分を変えられない人や、自分の人生を変えられない人のほとんどは「自分を変える行動」ができていないのです。
あなたは自分を変える行動ができているでしょうか?
実は自分を変えられない人や、自分の人生を変えられない人には共通する口癖があります。例えば大槻凜さんは友だちからよくこんな質問をされるそうです。「1日何時間勉強した?」と。この質問は他の分野でもよく耳にする質問です。
例えば・・・・副業で成功するためには何時間作業する必要がありますか?ダイエットするためには何時間運動する必要がありますか?英語がペラペラになるためには何時間勉強する必要がありますか?・・・etc
ちなみに大槻凜さんの答えは「わからない」です。学校の勉強で疲れて勉強できないときもあれば、朝起きて夜寝るまで1日中ずっと勉強していたときもあるというのです。つまり・・・・暇さえあれば勉強していたということです。なぜ暇さえあれば勉強していたのかといえば、絶対に諦めることのできないビジョンがあったからです。
そもそもなぜ?多くの人が「1日何時間●●した?」と質問したがるのでしょうか?
重要なことなのであなたも考えてみてください。なぜ?多くの人が「1日何時間●●した?」と質問したがるのでしょうか?
その答えを聞けばあなたは驚くはずです。そう。「1日に何時間●●した?」というような質問をするのは「自分を変えてまでそれをやりたくないから」です。どういうことでしょうか?
つまり「1日何時間●●した?」と質問し、その答えをきいて「自分もできそう」と判断できたら「やる」ということは、裏を返せば、今の自分にはできないと判断したことは「やらない」ということなのです。
ちなみに「1日何時間●●した?」という質問によく似た質問に「それってやる意味ありますか?」があります。今の自分がやる意味を理解できれば「やる」し、理解できなければ「やらない」ということは、ようするに「今の自分を変えたくない」ということなのです。
例えば・・・・恋愛する意味がありますか?結婚する意味がありますか?離婚する意味がありますか?受験する意味がありますか?子どもを産むことに意味がありますか?資格を取得する意味がありますか?お金を稼ぐことに意味がありますか?頑張ることに意味がありますか?・・・・etc
結論。もしあなたが「1日何時間●●した?」とか、「それってやる意味ありますか?」と他人に質問したくなるのであれば、それははじめからやらないほうがいいことなのです。なぜか?
その理由は明らかです。「1日何時間●●した?」とか、「それってやる意味ありますか?」と他人に質問したくなるようなことは、「やりたい」ことではないからです。だから最後までやりきることができないからです(しかも高い確率で)。
ようするに途中で挫折しやすいのです。例えば「1日1時間作業すればいい」と聞いていたのに、1日3時間作業することになったら「こんなはずじゃなかった」と感じて、すべてをやめてしまうのです。
他人から「やったほうがいいよ」と提案された魅力的な提案(チャンス)を耳にして、そのときのあなたが「できそう」と判断したら「やる」し、「できない」と判断したら「やらない」という行動をする思考のパターンを、本レポートでは『チャンス追求型思考』と名付けました。
その一方で、「自分のビジョン」のために「自分がやるべきこと」を「今日もやる」という生き方のことを『ビジョン追求型思考』と名付けることにしましょう。
『チャンス追求型思考』と『ビジョン追求型思考』のそれぞれで、あなたの人生はどう変わるでしょうか?
もしあなたが『チャンス追求型思考』で生きるなら・・・・
あなたは他人に振り回され続ける可能性が高いでしょう。他人に振り回されて続けるほど残された生命時間は短くなり、「1日何時間●●すればいい?」とか、「それってやる意味ある?」ということが関心事項になるでしょう。
そしてあなたが実際にやることはその時点のあなたが「できそう」とか「意味がある」と判断したものに限定されるため、あなたは自分を変えることもできないし、あなたの人生もそう変わらないものになるでしょう。
そもそもあなたが実際にやることは「やりたいこと」ではなく「やったほうがいいこと」であるため、行動のひとつひとつが義務的になり、頑張れば頑張るほど苦痛は大きくなるでしょう。そして苦痛に耐えかねたあなたは挑戦することをやめてしまうでしょう。
もしあなたが『ビジョン追求型思考』で生きるなら・・・・
ビジョンを実現するためにやるべきことはすべて自分が「やりたいこと」なので、苦痛を感じるどころか喜びや充実感といったものであなたの心は満たされるでしょう。
だから今の自分がそれをできるかできないかに関係なく挑戦できるようになるでしょう。もし今の自分ができないことにぶち当たってもその壁を突破するまで諦めないので、あなたは成長し続けるでしょう。
そして「やりたいこと」をやっているとき、人は圧倒的な集中力を発揮するため、他人が驚くような結果を出すことも珍しくないでしょう。そして気づいたときには、他人から「あなたは変わった」と評価されるでしょう。
あなたは『チャンス追求型』と『ビジョン追求型』のどちらの人生を選ぶでしょうか?
『チャンス追求型』と『ビジョン追求型』のどちらを選ぶかはあなたの自由ですが、『チャンス追求型』を選んだ場合、あなたは自分を変えることに失敗するでしょう。なぜでしょうか?
その答えは単純です。「現状を維持する力」というのはとてつもなく強力だからです。自分の殻をやぶりたいというようなちょっとやそっとの意志の力ぐらいでは、現状を維持する力には勝てないのです。だから誰しも今の自分のいる居心地のいい場所から移動したくても、なかなかそれができないのです。
ちなみにコーチング業界では、現状を維持する力のことを「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)といい、居心地のいい領域のことを「コンフォートゾーン」といいます。
繰り返しになりますが現状を維持するホメオスタシスの働きはとても強力です。ホメオスタシスの働きとは例えば「体温を一定に保つ」とか、「心臓を動かす」という無意識の活動のことです。
「よし!体温を変えてやるぞ!」とか、「心臓を10秒間止めてやる!」と、どれだけ強い覚悟をもったとしても、あなたの体温は変わらないし、心臓も動き続けるでしょう。
そう。ホメオスタシスの無意識の働きを前に、意志の力はあまりにも無力なのです。あなたがどれだけ「自分を変えたい」と願っても、「人生を変えたい」と願っても、ホメオスタシスの働きがそれを邪魔するのです。
強力なホメオスタシスの働きに対抗するには、どのような対策があるでしょうか?
戦っても勝てる見込みがないのであれば、味方にするしかありません。まずは以下の図をみてください。
人は誰しも「自分という人間は、だいたいこんなもの」というコンフォートゾーンをもっています。その「自分という人間は、だいたいこんなもの」というコンフォートゾーンを変えることが、自分を変える秘訣であり、コーチングの本質でもあります。
コンフォートゾーンが変わると、ホメオスタシスが働く方向も変わるのです。イメージしずらい人は以下の図をみてください。
あなたは「現状のコンフォートゾーン」と「ビジョンのコンフォートゾーン」のどちらを選ぶこともできます。あなたはどちらを選びたいですか?
もしあなたが本当に「自分を変えたい」とか「自分の人生を変えたい」と願っているのであれば、金輪際、「自分を変えたい」とか「自分の人生を変えたい」というような言葉を口にしてはいけません。なぜでしょうか?
それは「自分を変えたい」、「自分の人生を変えたい」と願えば願うほど、「自分を変えたい」と願っている状態がコンフォートゾーンになるからです。「自分を変えたい」と願っている状態がコンフォートゾーンになるとどうなるでしょうか?
そう。「自分を変えたい」と願っている状態に引き戻すようにホメオスタシスが働いてしまうのです。説明するためにわかりやすいのでお金の話をします。
例えばあなたの銀行の預金残高がここ1年ほど100万円前後で推移しているとします。その時「預金残高が100万円の状態」がコンフォートゾーンになるということはどういうことを意味するのでしょうか?
ホメオスタシスは「預金残高が100万円の状態」を維持しようとします。だからもしあなたの預金残高がゼロに近づけば、あなたは「ヤバイ」と感じます。頑張って働いたり消費を控えたりして預金残高を100万円に戻そうとするでしょう。
そして興味深いことに、逆にあなたが宝くじが当選して預金残高が1,000万円になった場合でも、ホメオスタシスがあなたを「預金残高が100万円の状態」に戻そうとするのです。
事実、宝くじの高額当選者が破産することは珍しくありません。たくさんのお金が懐に入ってくると「少しぐらい使ってもバチは当たらないだろう」と考えて、お金を湯水のように使ってしまうのです。
もし「預金残高が1,000万円の状態」がコンフォートゾーンであれば、宝くじに当選して預金残高が100万円から1,000万円になっても必要以上にお金を使おうとは考えないでしょう。なぜならば「預金残高が1,000万円の状態」が、ごくごく自然な当たり前の状態だからです。
あなたは「預金残高100万円の状態」と「預金残高1,000万円の状態」のどちらをコンフォートゾーンにしたいですか?
もしあなたが本当に変わりたいのであれば、「ビジョンのコンフォートゾーン」をなんとしてでも維持する必要があるのです。そうすればホメオスタシスの強力な働きにより、あなたは当然のように行動するため、自分を変えることができるし、人生を変えることができるのです。
「ビジョンのコンフォートゾーン」を手に入れるためにやるべきことはどのようなことでしょうか?
その答えはもうすでにあなたに伝えています。そう。「自分のビジョンはなにか?」、「そのためにどのような行動をするのが当たり前なのか?」ということを考えて、当たり前にやるべき行動をやり続けるだけです。
そうすればあなたの周囲にいる人たちは「あなたは変わった」と教えてくれるでしょう。そのときあなたは本当に自分が変わったことを確信できるはずです。
自分を変えるためにやるべきことは、本当はとてもシンプルなのです。
本レポートでは、自分の殻を破る 『唯一』の方法が、コンフォートゾーンをズラすことでホメオスタシスの強力な働きを味方につけることであることを明らかにしました。
しかしいざセルフコーチングを実践しようとすると、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。例えば「わたしのビジョンはどのようなものなのだろうか?」、「やりたいことが見つからない」、「やりたいことがないわけではないが、それをできる自信がもてない」とか、、、、いろんな悩みを抱えてしまうかもしれません。
もしあなたがそれらの疑問を1日も早く解消してセルフコーチングを本格的に実践したいのであれば、是非、「じぶんコーチング」が開発したオンラインコーチングプログラムに参加してください。
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