六本木で仕事中に「ちょっといいですか?」と話しかけられたのですが・・・
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まさかのスカウト
平日お昼の六本木で「ちょっといいですか?」と話しかけられました。「道にでも迷ったのかな?」と思って話を聞いてみると、Amazonの名刺を堂々と提示しながら「アマゾンの配送業務に興味ありませんか?週2日からのシフトで大丈夫なんですが、人が足りなくて困っているんです・・・」とのこと。
わたしは気分転換にUberEATSの配達員の仕事をやっていて、自前の電動自転車にUberEATSのバックを設置しており、わたしの出で立ちも「いかにも本業のUberEATS配達員」だったので、「あの人なら即戦力になってくれそう」という思われて声をかけられたのだと思います。
たしかにわたしは配達実績が1万件以上もあるUberEATS配達員で、東京の港区であれば住所をチラ見するだけで建物名までわかってしまうくらいの経験をもっています。まさにスカウトの女性が求めていた【理想】の配達員像に近いのかもしれません。
しかし・・・・Amazonの関係者の方から声をかけられたとき、わたしは六本木のタコス屋から2件のデリバリー依頼をうけて料理をバックに積んだばかりで、「いざ出発・・・・」というタイミングだったので、「ごめんなさい。もう出発しなければならないので・・・」といって失礼したのですが、いろいろと考えさせられる出来事でした。それは・・・・
どうしたら興味が湧いただろうか?
わたしが考えたことは「わたしがあの人だったら、自分にどのように声をかけただろうか?」でした。「ちょっといいですか?」と声をかけて、わたしの時間を奪うことに成功したスカウトの女性が、わたしにどのように声をかけていたら・・・・・
「興味があります。あなたの名刺を受け取ります。今、配達の仕事中なので時間をとれないのですが、30分後には時間が空くので、もっと話を聞かせてもらえませんか?」と反応しただろうか?と考えたのです。
間違いなく断言できるのは「週2日からのシフトで大丈夫です。」というアピールの仕方ではなかっただろう・・・ということです。そもそもAmazonの配送といえば、Amazonから業務委託を受けた個人事業主が小さいトラックに荷物を積んで仕事をしている・・・というイメージが強かったので、反射的に「自転車で配送業をやっているわたしに声をかけるのは間違っている」と勘違いしてしまったのです。
だからわたしは女性から声をかけられたとき、「わたしには関係のない話で、わたしにも大したメリットもないだろう」とスカウトの女性の話をシャットアウトしてしまったのです。
もしスカウトの女性が「春になるとUberEATSの仕事も閑散期に入って稼げなくなるという話を聞いていますが、Amazonなら年中忙しいので安定して稼げますよ?」だったら、わたしは「この女性はわたしの救世主かもしれない。ちゃんと話を聞かなければ・・・」と判断していた確率が高いと思うのです。
なぜあなたにこの話をしているのかというと・・・・・
一人ではうまく生きれない
あなたにも「ちょっといいですか?」と他人に話しかけなくてはいけないときがあるでしょう。勤務先の上司に根回したい・・・という状況かもしれないし、意中の異性とのデートにこぎつけたい・・・・という状況かもしれないし、奥さんにお小遣いを増やしてもらいたい・・・という状況かもしれないし、いろいろな状況があるでしょうが、間違いなく他人の興味をひかなくては前に進めないというタイミングがあるはずです。
他人の興味をひきたいとき・・・・どのように声をかけたら相手はあなたの話に興味をもってもらい、あなたがしてほしい「行動」をしてくれるでしょうか?
かつてわたしがお世話になったキー局でテレビ番組を制作していた天才ディレクターは、「他人の立場になる」ことが高視聴率を獲得する鍵になることを教えてくれました。確かに・・・・他人がどのような点に興味をもっているか理解していれば、ビジネスであれプライベートであれ・・・・あらゆるコミュニケーションは100倍効果的になるはずです。
では「他人の立場になる」なんてことはどうすれば実現できるのでしょうか?
他人よりも自分から
「他人の立場になる」ことよりも簡単なのは「自分の立場を自覚する」ことです。まさに今わたしがあなたに説明したことです。「わたしがあの人だったら、自分にどのように声をかけただろうか?」と考ればいいのです。
しかしほとんどの人が簡単なことを実践できていません。なぜならばほとんどの人が信じているのは「自分の立場を利用して相手を説得すればうまくいく」ということだからです。「わたしは上司、あなたは部下、だからあなたは素直に命令を聞けばよろしい」といった具合です。
もしあなたに他人がひれ伏すような「立場」や「肩書」があれば、「自分の立場を利用して相手を説得すればうまくいく」式のコミュニケーションはうまくいくかもしれません。しかしもしあなたに他人がひれ伏すような「立場」や「肩書」がなければ、あなたのどのような「お願い」も無視される可能性が高いのです。
今回あなたにお伝えしたことは、とても当たり前のことなのに、ほとんどの人が実践できていないことです。そもそも「自分の立場を自覚する」こともできていません。その証拠に、ほとんどの人が「自分は本当に何がほしいのか?」すら認識していないのです。
どうしたらいいでしょうか?
事実、「どうしたらいいでしょうか?」と他人に質問する人がたくさんいます。もし「どうしたらいいでしょうか?」と質問する人が、「自分は本当に何がほしいのか?」ということを自覚していたら、他人に「どうしたらいいでしょうか?」なんて質問するはずがありません。
もしあなたが「自分は本当に何がほしいのか?」ということを認識していたら、あなたの人生は変わります。なぜならば「自分が欲しいものなのだから、何が何でも手に入れてやろう」と覚悟を決めている人間は、他人よりも何倍も努力することができるからです。
「他人から説得される人生」と「自分の声に従う人生」のどちらを選ぶのも自由ですが、もしあなたが「自分の声に従う人生」を歩みたいのにどうすればいいかわからない・・・・のであれば、以下の無料レポートを手に入れてください↓↓↓
他人の心を動かす前に、自分の心を動かしましょう。というシンプルな話をしています↓↓↓
