マリアンヌ ~ 愛をいかにして証明するか?

スパイ映画において夫婦関係は鉄板ネタになっています。その証拠に過去にこのブログで紹介した「スパイの妻」、「ザ・スパイ -エリ・コーエン-」も夫婦関係を抜きにしてはストーリーが成り立ちませんし、今回紹介する「マリアンヌ」でも同様です。

そこで本記事では映画「マリアンヌ」を紹介するだけでなく、3本のスパイ映画を比較することで夫婦関係について考察を加えようと思います。

予告動画)マリアンヌ

誰にでも秘密はある

「誰にも秘密はある」とは、「ザ・スパイ」に登場するイスラエルの大物スパイ、エリ・コーエンの作中でのセリフですが、スパイは愛する配偶者にすら秘密を抱えながら日常生活を送っています。

秘密を抱えることは一般的にはよくないこととされています。「夫婦である以上、隠し事はしないほうがいい」というのが一般的な考え方でしょう。秘密というものは、一旦暴露(破裂)したら夫婦関係を破壊しかねない「爆弾」のように扱われているのです。

しかしスパイ映画を観ると、秘密を抱えていても夫婦関係が成り立つ可能性に開かれることができます。そもそも夫婦を結び付けている『関係』とはどのようなものを意味しているのでしょうか??

夫婦関係とは?

映画「スパイの妻」の場合は『理念』でしょう。蒼井優演じるスパイの妻は、旦那を愛しているがゆえに旦那を応援するわけではないのです。旦那の「理念」に感染したからこそ、旦那の活動を一生懸命応援するのです。また仲間を裏切っても「理念のためにはしょうがなかった」と割り切る冷徹さを発揮するのです。

またドラマ「ザ・スパイ エリ・コーエン」の場合は『愛』でしょう。しかしサシャ・バロン・コーエン演じるスパイは「愛」よりも「愛国心」を優先させてしまったために、当然の結果として、夫婦関係は崩壊してしまうのです。

さらに今回紹介した映画「マリアンヌ」の場合は『愛』や『子ども』が、夫婦関係の「関係」の正体といえるでしょう。しかし「愛の証明」というのはとても難しいのです。

例えばあなたが配偶者から「わたしを愛していますか?」と質問されたとします。あなたは「もちろん!!」と答えるかもしれません。とはいえ形のない「愛」をどのようにして証明するのでしょうか?

映画「マリアンヌ」では、伝統的な愛の証明方法がわかりやすく描かれています。興味がある方は是非ともチェックしてください!!