おつけもの丸仁

おつけもの

柴又にある老舗の日本料理店「川甚」さんが2021年1月31日で閉店するという情報をききつけて、寅さんファンのわたしはいてもいられなくなり、ランチを頂くためにはせ参じたわけですが、、、、

川甚とは?

創業220余年、江戸後期(寛政年間)から続く川魚料亭。映画「男はつらいよ」の第一話で、寅さんの妹さくらと、博の披露宴会場の撮影で利用されたことでも有名。

11時の開店時間ぴったりに到着したにもかかわらず、受付は39番目。当日予約なしでランチにありつけるのは40組ということですから、本当に危ないところでした。

「電話して予約すればよかったじゃん?」という声がきこえてきそうですが、川甚さんの電話での予約受付はすでに打ち切られております。

お店の前で待機していると、絶え間なく鳴り響く電話の音が聞こえてくるのですが、お店の人は誰も電話をとろうとしません。歴史ある名店が閉店することは全国ネットのテレビでも取り上げられており、もうそれどころじゃないのでしょう。

9万円の自転車9万円の自転車

39番目のわたしたちが席に案内されるのは、2時間以上後(つまり13時以降)になりそうだったので、柴又駅の目の前から続く商店街を観光することにしたのですが、予想外の経験をしました。

食べてってよ

柴又の商店街といえば、「草だんご」で有名です。そのほか、芋ようかん、川魚料理、駄菓子(ハイカラ横丁)、だるま、柴又帝釈天などが有名ですが、今回予想に反して印象に残ったのが「おつけもの丸仁」さんでした。

正直、わたしはおつけものにはあまり興味がありませんでした。ご飯のお供といえば、子どもの時から、「卵」か「納豆」でして、どうしてもお漬物と一緒に白米をかけこむというイメージがわかなかったんです。

そんな常識をぶちこわしてくれたのが、「おつけもの丸仁」さんの女性店員さん。もう本当に一生懸命に接客してくれるんです。気づいたらお漬物にはほとんどまったく興味がなかったわたしが、10種類以上のおつけものを試食し、気づいたら2,000円分くらいの買い物をしていました。

なぜ?お漬物にはまったくく興味のなかったわたしがお漬物を購入したのか?

おそらく答えは「熱意」でしょう。わたしを接客してくれた女性店員さんからは、「うちのおつけものは、本当においしいから知ってほしいし食べてほしい」という熱い気持ちを感じたんです。

やっぱりお土産物屋で何かを売っている以上は商売ですから、売るためにあの手この手で見込み客の注意をひきつけるということをやるでしょうし、「買ってほしい」とアピールするのは当然のことでしょう。

しかしその女性店員さんは、一貫して「食べてほしい」ということを、わたしに訴えかけていました。「本当においしいから、これもあれも食べて。」ともの凄いプレッシャーをかけてくるんです。

普通、接客されるときに強すぎるプレッシャーをうけると「うざったい」と思うのではないでしょうか。でも今回は、不思議と嫌な気持ちを一切感じなかったんです。おそらくその女性店員さんが心の底から「うちのおつけものは、本当においしい」と信じていたからでしょう。

買うのに怒られる

熱すぎる接客により、わたしは「これなら欲しい」という商品をいくつか発見して購入したのですが、驚くべきことに会計中にも「ザーサイも食べてみて」って提案されるんです。

でもわたしはたくさんのお漬物を試食してお腹いっぱいになりそうだったので、「じゃあ、ザーサイもください。家で食べすから。」って軽い気持ちで提案したら、その女性店員さん、わたしになんていったと思います?

「違うよ!そんなつもりでいったんじゃないよ!」って、ますますヒートアップしてきたんです。わたしはてっきり喜ばれると思ったので驚きました。そしてこう思いました。「この人は本当におつけものを食べてほしいんだな」って(笑)

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今回紹介したお漬物屋さんは、「おつけもの丸仁」というお店です。柴又の店舗以外にも浅草にも店舗があるほかに、オンライン販売もやっているみたいなので、興味がある方は是非のぞいてみてください。

参考 柴又、浅草からこだわり生産の漬物佃煮をお届けしますおつけもの丸仁

わたしのおすすめは、「たけのこラー油きくらげ」、「つまみエリンギ」。たけのこラー油きくらげはご飯のお供として、つまみエリンギはレモンサワーのお供として優秀です。参考までに。

確信の力

わたしは今回の経験で、「思考は現実化する」(著:ナポレオン・ヒル)という書籍のなかで紹介されている「小さな黒人の女の子が、白人の大人に50セントをもらうことに成功する」という話を思い出しました。

この話は「ノーにはイエスの血が流れている」ということを伝えてくれるエピソードとして登場するのですが、ナポレオン・ヒルからのメッセージは「成功は成功を確信する人のもとに訪れる。少しでも失敗を意識すれば失敗する。」というものです。

おそらくわたしが今回であった店員さんは、「お漬物を食べてもらえば、きっとあのお客さんは購入してくれるに違いない。」ということを信じていたのでしょう。

人は目には見えないものを信じる時、ものすごい力を発揮します。神しかり、お金しかり、愛しかり。

逆にあなたが現状に縛られているのであれば、あなたは「何か」を信じているのです。その「何か」が、あなたを現状に縛りつけている原因になっているに違いありません。

今のあなたは何を信じているでしょうか?そしてもしあなたに「こうなりたい自分」というものがあるとするなら、何を信じる必要があるでしょうか?