鈍い自分を鋭くする方法

鈍い自分を鋭くする方法

経済的に困る人と経済的に裕福な人は、同じような世界に生きています。お互いが遠い世界にそれぞれ暮らしているわけではありません。同じ日本で暮らしています。

それにも関わらず、経済的に困っている人と経済的に裕福な人は「まったく別の世界に生きているのではないか?」と錯覚してしまうほど、それぞれ異なった考え方をもっています。

どうすれば経済的に裕福な人が見えているような光景を見ることができるのでしょうか?

ゴッホの絵

先日、ある飲食店のトイレで用を足していた時のことです。男性ならわかるはずですが、小の時は無防備な状態で、ボーっとするしかありません。昨日のわたしもそうでした。

そんなわたしの目の前に飛び込んだのは、ある1枚の絵でした。わたしはそれがゴッホの絵であることに気づき、非生産的なだけの数秒間を至福の時間にしてくれた店主に感謝しました。

店主に「あれ?本物?」ときいたら「ありがとうございます!」とのこと。店主曰く、「3週間前から飾っているのに、誰も気づいてくれなくてさみしい思いをしていたんですよ。」とのことです。

実は「気づく人は気づくが、気づかない人はずっと気づかない」ということは、日常生活のあらゆるところでおきています。

例えばビジネスで新しいことをやる人をみて、「あ~、わたしも気づいていたら同じことをやったのに!!先を越された!悔しい・・・」と思った経験をしたことはある人はいませんか????

カルピス

「そんな経験はない」というのなら、新しいサービスに出会った時、「ありそうでなかった」と思った経験はありませんか???

「ありそうでなかった」と感じているということは、あなたもいつ何時、その必要性に気づいても不思議ではなかったということなのです。

例えば「カルピス」。一昔前までのカルピスといえば、濃縮液をじぶんで水で薄めて調整する飲み物でした。「はじめから薄めから販売してよ!!」なんて怒る人は誰もいなかったのです。

とはいえ濃縮液はべとべとしていて、とても利便性が高いとは言えません。そこで「最初から水で薄めたカルピスを発売しよう」と若手社員が提案し実現したのだそうです。

ひたすら言語化

今回あなたに伝えたいことは「いいアイディアが浮かばない」と悩んでいる人は、ただ単純に「気づいていない」だけかもしれないのです。どうすれば「気づく」ことができるのでしょうか?

新しい気づきを得たいあなたにおススメした非常にシンプルなアイディアは、『目の前の情景を全部文字に換える』です。

川端康成や谷崎潤一郎になったつもりで、「空気の流れが変わってきた。前から後ろに流れている」というように目の前の情景を言葉に変えていくのです。

目の前のことをすべて言語に変換する癖をつけていれば、ゴッホの絵にも気づけるでしょうし、カルピスの原液のベトベトさにイライラしたら「どうすれば不快な思いをしないで済むだろうか?」などと考えることもできるはずです。

立体的に観る

目の前の情景を全部文字に換えるときのポイントは、目に写ったものを「立体的に観る」ということです。

例えば自転車が目の前にあった時、この自転車のブランドはどこのブランドだろうか?、自転車の部品に書いてある「SHIMANO」はどこの国のメーカーなのだろうか?、自転車はどこで組み立てられているのだろうか?、高そうな自転車だけど価格はいくらなのだろうか?、安い自転車と比較して性能はどれくらい異なるのだろうか?・・・・etc

など、なんでも構わないのですが、目の前に見えるものを情報的にとらえて、言葉にすればあなたの思考は活性化し、それまで気づけなかったことに気づくようになるでしょう。