三日坊主を 克服する方法

■ はじめに

本レポートを読んでいるあなたは、「結果を出したいのに行動が続かない」と悩んでいるのでしょう。「やればいい」ことはわかりきっています。しかしなかなか「行動できない」からこそ、悩みは深いわけです。どうすればいいのでしょうか?

実は人間には基本的に変化をきらう性質、現状から変わりたくないという性質があります。多くの人が三日坊主を繰り返すのはこのためです。ですからまずはこの性質について正しく認識することが、あなたを三日坊主から解放する第一歩になります。

しかし残念ながら『三日坊主になるメカニズム』や『三日坊主の解消方法』について学習する機会はほとんどありません。だから一般的に三日坊主は、「やる気」や「根性」の問題として片付けられてしまうのです。

断言しますが、三日坊主の原因は「やる気がない」からでも「根性がない」からでもありません。是非とも本レポートを参考にして、三日坊主を永遠に卒業し、あなたがやりたいことで本当に結果を出して下さい。それでは早速、はじめましょう。

自己嫌悪の連鎖

よくこんな人がいます。「なんとかして、やせなきゃ!!!」とダイエット方法が紹介されている雑誌を買ってきたはいいものの、読んだだけで満足して実践にいたらないのです。もちろん本人も「それではダメだ」とわかっています。

ダイエットに限らずお金でもそうです。「貧乏はイヤだ。お金持ちになりたい!!!」といいながら、好きでもなく給料がよいわけでもない仕事を我慢してやっている人は珍しくありません。

だから誰か親切な人が「こうすれば変われるよ」と具体的な方法を教えてくれると、その度にやる気がでてきて、「よし、やるぞ!!!」と意気込むのですが、一晩寝たら昨日の意気込みなど忘れてしまい、今日も明日もあいかわらず同じような行動を繰り返してしまうのです。

もちろん昨日も今日も明日も同じような行動を繰り返すわけですから、現実は変わりません。だから三日坊主を繰り返すたびに自分のことが少しずつ嫌いになってしまうのです。

もちろん「わたしは一体、何をやっているんだろう?」と自問自答し、「こんな自分はそろそろやめたい」と思う瞬間もあるでしょう。そんな時は「どうしたら変わることができるのだろうか?」と考えだしていろいろなアイディアが思い浮かぶでしょう。

しかし同時に、ネガティブなことも頭に浮かんでしまうのです。例えば「痩せるのは健康に悪い」、「元手がない」、「学歴がない」、「チャンスがない」、「資格がない」、「助けてくれる人がいない」、「若くない」、「経験がない」など、今の自分がもっていないものや欠けている要素を次から次に思いつくのです。

そしてそれらはどうすれば手に入るのか?ということを考えだすと、とたんに先へ進めなくなるのです。思い切って挑戦しても「どうせわたしなんか、何をやってもダメなんだから」とすぐに結論づけて諦めてしまうのです。

そう。多くの人が健康、恋愛・結婚生活・子育て・キャリア・ビジネス等の面で、心の底では「現状を変えたい」と願っていることがあるのに、なかなか『結果』を出せないのです。

そしてなかなか『結果』を出せないうちに、『結果』を出せない自分が当たり前になり、そのうち「現状を変えたい」という希望すら抱かなくなるのです。どうすれば本当に『結果』を出せるのでしょうか?

根本原因

サッカーの試合ではホーム・アンド・アウェー方式が採用されています。また格闘技が好きな方であれば、那須川天心VS武尊の試合が実現する鍵が「K-1でもRIZINでもない中立なリング」にあることをご存知でしょう。

なぜサッカーではホーム・アンド・アウェー方式が採用されているのでしょうか?なぜ那須川天心VS武尊の試合が成立する鍵が「中立なリング」なのでしょうか?ズバリ答えは「アウェーよりもホームのほうがパフォーマンスを発揮しやすいから」です。そう。人間はホームでないとハイパフォーマンスを発揮できないのです。

そして実は、三日坊主の根本原因もここにあるのですが、まだピンとこないはずなので、順を追ってわかりやすく解説したいと思います。突然ですが質問です。あなたは自分が「場違いなところにいる」という経験をしたことがあるでしょうか?

もうずいぶん昔の話になりますが・・・・伊豆の海でサーフィンをしていた福山雅治さんに握手をしてもらったときは心臓の音が聞こえるくらい緊張しました。また偶然お会いすることができた松たか子さんに挨拶をしたときは自分でも驚くほど変な声がでました。さらに叶姉妹の美香さんを東京の麻布十番でお見かけしたときはあまりのオーラに圧倒されて遠くから眺めることしかできませんでした。

わたしは、福山雅治・松たか子・叶姉妹(美香さん)に「応援してます!!!」と伝えることすらできなかったのです。緊張しすぎてカラダががちがちになり、思考もフリーズ(停止)してしまったのです。なぜでしょうか?

それは福山雅治さんや松たか子さんや叶姉妹(美香さん)と一緒にいる空間というものが、わたしにとってはホームとは遠くかけ離れた「超・アウェイ」だったからです。そして「超・アウェイ」にいるわたしは、人生に一度あるかないかの幸運を1秒でも長く楽しもうとするどころか、「1秒でもはやくこの場を立ち去りたい。迷惑をかけたくない。」などと考えていたのです。

そう。あなたが三日坊主になる原因は、「結果を出している自分」つまり「痩せている自分」、「お金持ちの自分」、「英語ぺらぺらの自分」というものが超・アウェイだからなのです。

コンフォートゾーン

人間には「自分にとって居心地のいい領域」の中で活動しようとする無意識の働きがあります。その無意識の働きのことをホメオスタシス(恒常性維持機能)といい、「自分にとって居心地のいい領域」のことをコンフォートゾーンといいます。

ホメオスタシスの働きは無意識に働きます。例えば人間の体温が37度前後に維持されているのもホメオスタシスが働いているからです。無意識に呼吸をするのもホメオスタシスの働きですし、意識せずとも心臓が鼓動し続けるのもホメオスタシスの働きがあるからです。

加えてホメオスタシスの働きはとても強力です。例えば冷え性は健康に悪いからといっても意志の力で40度にすることはできません。また呼吸は意志の力で止めることはできても、心臓の鼓動を意志の力で止めることはさすがに無理でしょう。

そのように無意識かつ強力なホメオスタシスの働きは、人間のあらゆる行動にも作用しているのです。つまりあなたがアウェイにいれば、ホメオスタシスはあなたを「自分にとって居心地のいい領域」(つまりコンフォートゾーン)に引き戻すように働くのです。そしてその力に抗うことはほとんど不可能なのです。

ここまで説明すれば、三日坊主から抜け出せない理由が想像できるのではないでしょうか??

ホメオスタシス

そう。三日坊主を繰り返す人にとっては、「今の自分」がコンフォートゾーンなのです。そして「結果を出している自分」がアウェイなのです。だからあなたが何かに挑戦して「今の自分」から離れようとすると、ホメオスタシスはあなたを「今の自分」に引き戻すように働くのです。

とても重要なことなので繰り返します。

あなたが何かに挑戦することによりコンフォートゾーンの外に出た瞬間に、「自分には無理」と挑戦する前から諦めてしまったり、挑戦しても結果が出なければ「やっぱり自分には無理だったんだ」と諦めやすくなったり、結果が出たとしても「自分には分不相応だ」と感じてそれ以上の結果を出すことを恐れようになるのはホメオスタシスの働きが原因なのです。

繰り返しになりますが、ホメオスタシスの働きはとても強烈です。どれくらい強烈なのかといえば、「頑張ろう」とか「やってやろう」などの意志の力では勝てないほど強烈です。だから「やる気」があっても「根性」あっても、三日坊主を繰り返してしまうのです。

意志の力でホメオスタシスの無意識の働きに勝てないというなら・・・・どうすればいいというのでしょうか????答えは簡単です。勝てないなら、味方につければいいのです。どうやって???

解決方法

これまでの話を整理しましょう。

あなたが三日坊主の状態から抜け出せないのは、現状のコンフォートゾーン(つまりホームの状態)が『別に結果を出さなくてもいい』という状態にあるからなのです。では三日坊主の状態から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか?

答えはシンプルです。「コンフォートゾーンをズラす」のです。『別に結果を出さなくてもいい』というコンフォートゾーンを、『結果を出すのが当たり前』というコーンフォートゾーンにズラすのです。

つまりあなたがもし本当に「痩せたい」のであれば、「痩せたい」と願うことをやめなくてはいけないのです。なぜならば「痩せたい」と願えば願うほど「痩せていない状態」がコンフォートゾーンになり、ホメオスタシスは「痩せていない状態」にあなたを縛りつけるからです。

だからもしあなたが本当に「痩せたい」のであれば、「痩せたい」と願うのではなく「1日1食が当たり前」とか「炭水化物よりも野菜を食べるのが当たり前」だと、今この瞬間に確信していなければいけないのです。

同様に、「お金持ちになりたい」なら「お金持ちになりたい」と願うことをやめなくてはいけないのです。なぜならば「お金持ちになりたい」と願えば願うほど「お金のない状態」がコンフォートゾーンになり、ホメオスタシスはお金のない状態にあなたを縛りつけるからです。

だからもしあなたが本当に「お金持ちになりたい」のであれば、「お金持ちになりたい」と願うのではなく「毎日たくさんの人の役に立つのが当たり前」とか、「財布に100万円入っているのが当たり前」だと、今この瞬間に確信していなければいけないのです。

そう。結果を出す人は「●●になりたい」というような願望をもってはいけないのです。「●●するのが当たり前」というメンタリティーをもっていなければならないのです。注意深く成功者を観察すればそこに気づくことができるはずです。例えば・・・

海賊王になる

大人気漫画のワンピースを読んだことがありますか?主人公のルフィーは、「海賊王になりたい」ではなく「海賊王になる」と宣言しています。そう。ワンピースは「夢のような物語」ではなく「夢を叶える物語」なのです。

「夢のような物語」と「夢を叶える物語」は似ていますが、全然違います。

もしあなたが「●●したい」と願って「今の自分」をコンフォートゾーンに選ぶなら・・・・おそらくあなたは「夢のような物語」に憧れては三日坊主を何度でも繰り返すハメになるでしょう。

逆にもしあなたが「●●するのが当たり前」というメンタリティーを獲得することによって「結果を出している自分」をコンフォートゾーンに選ぶなら・・・・あたな自身の言葉で「夢を叶える物語」を語れるようになるでしょう。あなたはどちらの人生を選ぶでしょうか?

かつてメジャーで活躍中のイチロー選手が、記者から「なぜそんなに毎日ストイックに頑張れるのですか?」と質問されたときの話です。イチロー選手は「あの・・・わたしがいくらの年俸をもらっているか知ってますか?」と逆に質問していたことが印象に残っています。

そう。イチロー選手がイチロー選手であるためには、毎日ストイックにトレーニングするのは当たり前の話なのであって、当たり前の話である以上、「なぜそんなに毎日ストイックに頑張れるのですか?」という質問自体がナンセンスなのです。

あなたは痩せたいかもしれないし、お金がほしいかもしれないし、人気者になりたいかもしれないし、外国語がペラペラになりたいかもしれないし、医者になりたいかもしれないし、プログラミングができるようになりたいかもしれません。

あなたが欲しい結果を手に入れるためには、どのようなことを「当たり前」にする必要があるでしょうか?

当たり前だからやる

せっかく本レポートを読んでくれているのですから、わたしはあなたの人生にプラスの影響を与えたいと本気で願っています。もしあなたが三日坊主をやめて「結果」を出したいと願うのであれば、以下の演習に挑戦してみてください。

演習でやることは簡単です。あなたが出したい「結果」をイメージしてください。その上で「当たり前のこと」を5つほど列挙してみてください↓↓↓

【演習】

【STEP1】

あなたが実現したい結果をイメージしてください。どうですか?想像しただけでワクワクしてきましたか?(もしワクワクしないなら、それはあなたが実現したいことではない証拠なので忘れてしまったほうがいいです。本当にやりたいことではないことに貴重な時間をムダにしてはいけません。)

【STEP2】

あなたが実現したい結果をイメージできたら、あなたにとって「今」どのようなことが「当たり前」である必要があるか逆算して考えてみてください。「いつか」でもなく「明日」でもなく「今」この瞬間に当たり前であることはどのようなことでしょうか?

「今」この瞬間に当たり前であるべきことを5つほど列挙してみましょう。

当たり前の基準#1⇒
当たり前の基準#2⇒
当たり前の基準#3⇒
当たり前の基準#4⇒
当たり前の基準#5⇒

【STEP3】

STEP2で明らかになった「当たり前の基準」を守りましょう。くれぐれも「当たり前の基準」は下げてはいけません。

基準を下げたくなったら???

実現したいことを本当に実現するための「当たり前の基準」を設定することができたら、あとはやるだけです。しかしもし・・・・「当たり前の基準」を守ることが難しいと感じてしまったらどうすればいいのでしょうか?

ここで考えなければいけないことは、実現したいことを本当に実現するためにはコストがかかるということです。例えば富士山の山頂を目指す場合、Tシャツと短パンでは無謀です。それなりにちゃんとした靴や防寒具を買うのが身のためです。

しかし靴や防寒具を買う前に考えるべきことは、「わたしは本当に富士山の山頂を目指すべきなのか?」ということなのです。あなたはわたしがいいたいことがわかるでしょうか?

そう。「わたしは本当に富士山の山頂を目指すべきなのか?」と自問自答した結果、もしその答えが「ノー」なのであれば、富士山の登山のためにお金や時間をつかうべきではないのです。

つまりやりたくないことのためにお金や時間をムダにするくらいなら、三日坊主の方がマシ・・・・・という考え方もあるのです。実はわたしが本レポートで伝えたかった最大のポイントはここにあるのです。

「あなたが実現したいことは、あなたが本当に実現させたいことなのか?」という疑問をもつことは、ごくごく当たり前のように聞こえるかもしれませんが、いざ実践するとなると多くの人が見過ごしがちなポイントなので、もう少し説明を続けたいと思います。

人気企業ランキング

人気企業ランキングというものが毎年発表されていますが、わたしはいつも「不思議なランキングだなぁ~」と感じています。なぜならばわたしはいろいろな会社の現場で働いたことのあるのですが、「一度も働いたことのない学生に、企業の良しあしなんて判断できるわけがない」と断言できるからです。

しかし就職活動中の学生たちは「自分はどこどこの企業に入社したい」と願って、必死に就職活動をしています。なぜ????本当のところはほとんど何も知らない会社に「絶対に入社したい」などと【勘違い】できるのでしょうか?

わたし自身、「外資系戦略コンサルタント」という響きに憧れて就職活動を頑張った経験があるのでわかるのですが、その答えはおそらくどこかのタイミングで「そういう会社がいいよ」という情報を吹き込まれたからです。

つまりわたしがあなたに最後に伝えたいことは・・・・誰かに情報を吹き込まれた結果として「●●したい」と自分が【勘違い】しているということはないでしょうか???ということです。

もしあなたが心の底から実現したいことがあるなら、実現したいことを想像するだけでワクワクするでしょうし、それを諦めるなんてことはできないでしょうし、「当たり前の基準」として設定したこともちゃんと実行すると思うのです。

そしてホメオスタシスの働きを味方につけたあなたは、他人からすれば驚くほどストイックに頑張るでしょうし、「なぜそんなに頑張れるのですか?」と質問されても、「当たり前だからやっている」としか回答しようがないはずなのです。(そう。現役時代のイチロー選手のように)

あなたが心の底から実現したいことのために、今よりもはるかに高い基準を「当たり前」にする生活を続けることで、本当に「夢を叶える」ことを願っています。それではまたメルマガでお会いしましょう!!!