息子の暗い顔

ある女性が帰宅してしばらくすると、息子の暗い顔を発見しました。いつも息子の顔をみているので、息子に何かあったのだとピンときました。かぁちゃんは、息子のことならなんでもわかるんです。

「何があったのよ?」と聞いてみました。すると息子は「いや、、」と歯切れの悪い返事しかしません。「だから何があったのよ?もしかして悪いことしたんじゃないでしょうね?あんた!」と、強く質問するとようやく息子は口をひらきました。

息子の苦悩

息子は大学3年生です。将来税理士になるために必死に勉強しています。大学の勉強と資格試験の勉強は忙しいですが、なんとか頑張っているようです。

しかし「そろそろ就職活動・・」という頃になって、息子は友達から「おい!将来税理士って仕事は消滅するらしいよ。AIが仕事を奪うんだって!お前も就職活動しておいたほうがいいんじゃないの?」とアドバイスされたのでした。

息子がいろいろ調べて見ると、税理士という仕事のほとんどは将来本当になくなってしまうようでした。冷静になって考えてみると、弁護士ですら仕事にあぶれる人がたくさんいるし、歯科医も競争が厳しいそうです。

需要と供給という観点で見れば、税理士の人数はあきらかに過剰になることは明らかだと思いました。「普通に就職するべきか、このまま税理士を目指すか?」と息子は悩んでいたのです。

母親の苦悩

母親は息子の悩みが想像していたものとはまったく違っていたので驚きました。そしてどうアドバイスしたらいいのか皆目見当がつきませんでした。母は息子のために、いろいろと調べることにしました。すると将来AIに奪われる仕事には3つの共通点があること知りました。

将来AIに奪われる仕事
  1. 単純作業
  2. 繰り返し作業
  3. 高速化すると効率がよくなる

その一方で将来AIに奪われない仕事を予想する上で3つのキーワードがあることも知りました。

将来AIに奪われない仕事
  1. 人間の感情
  2. 創造性
  3. 教育

しかし母は「感情?創造性?教育???だから、どういう仕事なのよ!?」とますます混乱してしまったのです。

学習し続ける

「将来どうなるか?」なんてことを一個人が予想したところでやっぱり限界があります。10年前までスマートフォンだってそれほど普及しておらず、5年前までLINEもそれほどメジャーではなかったことを考えると、何が来るかなんてことは誰にもわからないものです。そうなると「何がきても大丈夫」なように頭を鍛え続けるしか生き残る方法はないと思うのです。

わたしは社会人になりたてのころ、3か月に1回は業務がガラリと変わるという経験をしました。「パソコンを活用して、調査したり、分析したりして、プレゼン資料をつくる」という部分は共通していたのですが、「一緒に働く人」も「仕事先の会社」も「何をやるか?」も毎回ガラリと変わってしまうのです。

そうなったときに重要になったのは「学習するスキル」です。学習するスキルがあれば、学習することが楽しみになり、学習すればするほど「他の人にはまねできない」ことが平気でできるようになります。

「学習するスキルを学習する」というのは、盲点になっている人が多いと思います。心当りがある方は「効率よく学習する方法」について勉強することをおススメします。