最後の晩餐 平和主義者の連続殺人

最後の晩餐

リベラリストであるはずの大学院生5人組が、「将来、第二のヒトラーになりそうな危険思想の持ち主は、人類の未来のために抹殺すべきである」という理論をもとに、差別主義者を片っ端から抹殺していくという衝撃的な映画を紹介します。

予告動画)最後の晩餐 平和主義者の連続殺人

念力主義

保守からの「リベラリストは平等を唱えるが口だけで行動がともなわない」という批判に対抗し、世の中をよくするために大学院生の5人組は殺人に手を染めるわけです。しかし大学院生の5人組は、いつしか本来の目的を忘れ『疑わしきは罰する』べく、差別主義者を片っ端から抹殺していくのです。

映画に登場するいわゆる『保守』は「リベラルは口だけ」と主張したわけですが、実は日本にも『念力主義』が蔓延っています。あなたは『神州不滅思想』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

神州不滅思想は、「日本は神国だから神様が助けてくれる」ことを信じる思想のことであり、平安時代ごろから生まれたといわれています。そして江戸時代になると「日本のものはなんでもいい」という考え方に変化して定着したのですが、現代の日本にも神州不滅思想は受け継がれています。

神州不滅思想

神州不滅思想は「神と自然のことを頼りにして、人間の努力は意味がない」という考え方が根本にあるわけですが、実はこのような態度は現代にいたるまで続いています。例えば平成の30年間経済成長ができず、日本は没落し続けているのに「これ以上の現状維持はヤバイ」というような危機意識は日本にはほとんどありません。

またコロナ禍において、コロナ新規感染者数が欧米と比較すると2桁少なかったのに日本の医療は崩壊しました。ワクチンは輸入頼りで「ワクチンはいつ届くのか?」と騒ぎ、いざワクチンが届いても接種体制が整えられず今度は「ワクチンの予約ができない!」と騒いでいます。

そしてそろそろワクチンが接種できるとなると「ワクチンはリスクがあるので怖い」というような情報が拡散され、混乱が広がっています。まさに国難という状況なのに日本政府は何をやっていたのか?答え:デジタル庁の創設を盛り込んだデジタル改革関連法や、一定の収入がある75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる改正高齢者医療確保法などを成立させることに成功した。

どうやら日本の政治家は「ステイホーム」、「日本がんばれ」などと唱えていれば、コロナ禍を脱却できると信じる「言霊信仰者」≒念力主義者のようです。念力主義から脱却するための鍵はどこにあるのでしょうか?

戦争・原発・コロナ

過去の重要な歴史を忘れやすいのが日本人の特徴です。なぜ忘れるのか?それは「それに触れない」ことが重要であると考えるからです。戦争しかり、原発しかり、そしてコロナ禍の騒動も同じ道をたどる可能性が高いでしょう。

本気で平和を望むなら戦争の研究をしなければいけません。なぜならば戦争がない状態が平和なのだとすれば、戦争の起こる諸条件を解明しなければ平和のための諸条件も明らかにないからです。同様の理屈で、原発をやめたいなら原発について知らなければいけないし、コロナ禍から抜け出したければコロナについて理解しなければいけません。

しかし日本では失敗の研究がありません。なぜ戦争に負けたのか?なぜ自然エネルギーへのシフトが失敗したのか?なぜコロナ禍で先進国で日本だけがコロナ禍からの立ち直りが遅いのか?というような疑問を口にすれば、『軍国主義者』、『非国民』、『空気の読めないヤツ』とレッテルを貼られてコミュニケーションから除外されてしまうのです。

もはや本当に「平和を望んでいるのか?」、「原発をやめたいのか?」、「コロナ禍から脱却したいのか?」という根本から考える必要があるのではないでしょうか。本当に心から望んでいることは、諦めようと思ってもなかなか諦められないものだからです。