結果を出すのが『当たり前』という自意識

結果を出すのが『当たり前』という自意

昔サッカー少年だったわたしは、今でもサッカーの結果が気になってしょうがありません。スター選手がゴールを決めたということを耳にしたら、ゴールシーンを絶対にチェックする癖が全身に染みついてしまっています。だからYouTubeからおススメされる動画は、サッカーばかり。。。

そんなわたしの心を今でもわしづかみにするのは、メッシ(バルセロナ)、クリスチャーノ・ロナウド(ユベントス)、そしてズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)です。

もし10年前のわたしに、「10年後も、やつらはゴールを決めてるよ」と教えても信じなかったでしょう。メッシ(33歳)、クリスチャーノ・ロナウド(35歳)、ズラタン・イブラヒモビッチ(39歳)の存在には、本当に夢があります。

そこで今日は、39歳という年齢にも関わらず、停滞していたACミランをスクデット(セリアAの優勝)に導くかもしれない活躍をしているズラタン・イブラヒモビッチの一言を紹介します。

失われた10年間

ACミランは2010-2011年シーズンを最後にスクデットから遠ざかっており、優勝当時にはあった「勝者のメンタリティー」をもっている選手は、ズラタン・イブラヒモビッチを除いて誰もいません。

優勝の味を知らないチームの若手メンバーに、イブラヒモビッチはこういいました。「優勝を夢見ることをためらってはダメだ。スクデットを恐れるな。」と。

そう。優勝することをしらない選手にとって、優勝することは願望でもある一方で、恐怖でもあるのです。なぜならば優勝するということは、過去に一度も経験したことのない、未知の領域であるからです。

海外旅行に例えるとわかりやすいかもしれません。わたしがはじめてチュニジアに旅行にいき、アフリカの砂漠に向けて出発するとき、期待もありましたがその一方で恐怖も感じていました。「砂漠にいく途中にトラブルに遭遇し、ガイドに裏切られたらどうしよう・・・」なんていう荒唐無稽な考えが頭をよぎったのです。

UBER EATSの配達員をやっているときも一緒です。勝手知ったる近所を配達にいくときは、何も怖くありません。しかし過去に配達にいったことのない遠方の地域にまで自転車でいくときは、なんとなくペダルが重くなり、精神的にも疲れやすくなってしまうのです。

コンフォートゾーン

サッカーの場合、ホームとアウェイの試合が必ず両方あります。なぜならば一般的に、ホームが有利で、アウェイが不利とされているからです。ではなぜ?ホームが有利で、アウェイだと不利になるのでしょうか?

それは『コンフォートゾーン』という概念で説明できます。人は勝手知ったる領域では、リラックスできるのでパフォーマンスを十分に発揮できます。その一方で、未知の領域や慣れていない領域ではリラックスできないので十分なパフォーマンスを発揮できません。

このようにリラックスできる領域のことをコーチングの世界では、『コンフォートゾーン』といいます。そしてコンフォートゾーンに関する重要なポイントは、コンフォートゾーンはサッカーの試合のように物理的なホーム・アウェーというような領域のことだけでなく、情報空間の世界にも当てはまるということです。

もしコンフォートゾーンから一歩外にでるとどうなるでしょうか?

答え:居心地が悪くなって、コンフォートゾーンに戻ろうとする

もしこの法則をACミランに当てはめるとどうなるでしょうか?

ACミランにとっての現状のコンフォートゾーンは、おそらくUEFAヨーロッパリークへの参加資格を手に入れることであり、格上の大会であるUEFAチャンピョンズリーグの出場権を手に入れることや、イタリアで優勝争いをすることではないでしょう。

ですから優勝争いをするなれば無意識に居心地が悪くなり、いつもの場所(2016年から5位~6位)に戻ろうとするでしょう。そしてズラタン・イブラヒモビッチが恐れているのは、まさにそのことなのです。だから・・・

優勝を夢見ることをためらってはダメだ。スクデットを恐れるな。」といっているわけです。

ゾーンを拡張せよ

もし本当に優勝を狙うなら、勝者のメンタリティーが必要です。勝者のメンタリティーとは何か?

答え:「優勝するのが当たり前」という自意識

そう。「優勝したい」と願望をもっているうちは、コンフォートゾーンが「優勝しない状態」から抜け出せていません。優勝したいなら「優勝したい」ではなく「優勝するのが当たり前」という意識が必要になってくるのです。

あなたにも「●●したい」という願望があるでしょう。しかしもし本当に「●●したい」のであれば、「●●するのが当たり前」というメンタリティーを手に入れる必要があります。そう。コンフォートゾーンを拡張しなければいけないのです。

以前紹介した金森重樹さんのコンフォートゾーンは「お金持ち」だったのでしょう。だから1億円2,700万円もの借金を抱えても、「わたしが借金を抱えているのはどう考えてもおかしい。最低でも月収2,000万円でなくては。」というメンタリティーになり、毎日毎日お金持ちになるための方法を考える続けることができ、実際に「お金持ち」になったのでしょう。

現状のあなたでは達成できない結果を出したいのであれば、コンフォートゾーンをズラす必要があります。ひらたくいえば「限界突破」とか「自分の殻を破る」ことが必要になるでしょう。自分が限界だと思っている領域から抜け出すのは怖いでしょうし、自分の殻を破るのも漠然とした不安を伴うのが常です。

しかしもし本当に「●●したい」のであれば、コンフォートゾーンを現状の領域からズラさなければいけないのです。あなたにはそれができるでしょうか。