クレジットカード枠という「牢獄」

クレジットカード枠

妻の顔をチラッとみたら、最近見たこともないような笑顔をしていました。わたしは「一体、なにがあったんだ?????」と驚いてしまったのですが、妻の手元をみたら1枚の手紙をじーっとみていました。

招待状

妻が見ていたのは「ゴールドカード」への招待状でした。「あなたはゴールドにふさわしい!」とおだてられれば悪い気持ちにはならないでしょう。しかしそれこそが金融機関のやり口であることは見過ごしてはいけません。

かつてわたしが借金にまみれていたころの話です。わたしはもの凄い勢いでクレジットカードを利用していました。するとある日、「プラチナカード」に昇格しました。

でもどう考えてもオカシイ話なのです。なぜならばわたしはクレジットカード会社に借金しているわけですから。もうわかりますね。クレジットカード会社は「借金」してくれる人が「いいお客様」なんです。

クレジットカード会社だけではありません。銀行だってそうです。銀行は預金する人よりも借金してくれる人のほうを100倍優遇します。銀行は預金者のことをお客様だなんて1mmも思っていません。

金融機関はわかっているんです。「お金」とか「ステータス」で、貧乏人はいい気持ちになるということを。

貧乏人の性

あなたはお金があったらいい気持ちになりますか?銀行残高にお金があったらニンマリしますか?

残念ながらお金そのものに価値があるわけではありません。本当に価値があるのはお金の価値を担保する別の「何か」です。「借用証書」や「小切手」などがお金の価値を保証するからこそ、金融機関はあなたにお金を貸してくれるわけです。

しかし現代人のほとんどはその事実を忘れてしまっています。「お金がほしい!」という気持ちが先立ってしまって、お金の価値を担保する別の「何か」にこそ価値があることをキレイさっぱり忘れてしまっているのです。

だから「お金そのものに価値がある」と勘違いし、例えば「クレジットカード枠」のような「お金を借りる権利」に対して価値を感じてしまうのです。ピントとこない人もたくさんいると思うので、もう少しかみ砕いて説明しましょう。

クレジットカード枠

クレジットカードには「枠」がありますよね。「ショッピング枠」とか「キャッシング枠」とか。そしてここが重要なポイントなのですが、貧乏になる人は「枠」をお小遣いか何かと勘違いしてしまうのです。

クレジットカード会社が一方的に設定した枠をお小遣いと勘違いした人の末路は大体決まっています。「枠をいっぱいにするまで消費しても問題ない。なぜならば金融機関のお墨付きをもらっているから。」などと非合理な思考に染まってしまうのです。

この話を笑うのはカンタンですが、もらったお小遣いを全額使い切る人は意外と多いのではないでしょうか?

例えばわたしの友人は結婚して奥さんに生活費として週に10万円わたしていました。10万円には家賃や水道光熱費は含まれていません。わたしは「10万円?一か月の間違いじゃないの?」と思いましたがなんと、、、、、、、わたしの友人の奥さんはきっちり全額使い果してしまったのです。

わたしの友人は、奥さんの金銭感覚に愕然とし、家計の管理を任せることを諦めました。10万円も管理できない人が、数千万円単位の資産を管理できるはずがないと思ったのだそうです。もらったお金をすべて使い切ってしまっていては、お金なんていくらあっても足りません。

枠という「牢獄」

金融機関が勝手に決めた「枠」のなかで喜ぶ気持ちはまさに、「奴隷根性」というやつです。あなたは枠が広がると心地いいでしょうか?

ゴールド・ブラック・プラチナというようなカテゴリーや「与信枠の広がり」に心地よさや喜びを感じるのであれば要注意です。なぜならば幻想に一喜一憂している限りはお金の呪縛から逃れることなど永遠に不可能だからです。

クレジットカードは使い方を間違えると、あなたを借金まみれにして人生そのものを破壊する道具になり得ます。

ですからもしあなたが奴隷根性にどっぷり染まっていることを自覚したのであれば、クレジットカードなんてものは全部切り捨ててゴミ箱に捨ててしまいましょう。

もしどうしても現金だけでは不便だというのであれば、クレジットカードのかわりにデビットカードに切り替えることを強くおススメします。