二度と買わない商品・サービス

二度と買わない商品・サービス

ベネッセは「大学入試共通テスト」採点の委託事業を国から落札しました。そして首都圏の高校の教諭向けの研究会で、みずから採点業者であることをうたって、自社の模試などを宣伝する資料を配布していたそうです。

利益相反

利益相反とはまさにこのことです。センター試験はこれまでマーク式でした。だから採点は機械がやっていました。しかし大学入試共通テストでは「記述式」になるため、「どのように採点されるのか?」で点数が変わるリスクがでてきました。

受験生の立場からすれば、「本番と同じ業者が採点するテストで腕試したい」と考えるのは自然なことです。たくさんの受験生がベネッセの模試を受験してくれれば、ベネッセは儲かります。どれくらい儲かるのか計算してみましょうか。

センター試験の受験者数は60万人弱です。そのうちの5割がベネッセの1回5,000円の模試を年間2回受験すると仮定すると、約30億円のお金がベネッセに落ちることになります。(計算式:30億円=60万人 × 50% × 5,000円 × 2回)

あなたはこの件についてどう思いますか?あるブロガーさんは「こどもちゃれんじでお世話になったけど、もう二度とベネッセの商品は買わない」とハッキリ断言しています。

参考 国はベネッセを公共入札から今後一切排除するべき。あと、私はベネッセの商品は二度と買わない斗比主閲子の姑日記

さて今回伝えたいメッセージは「お金の使い方」です。

お金の使い方で経済を変える

資本主義のルールのなかでもっとも優先されるのは利益です。ですから「儲からないことはやらない」というのが企業の論理であるはずです。(日本企業は利益よりもシェアの拡大を優先してきた歴史もありますが)だからあなたが「お金の使い方」を変えれば、世の中は自然と変わります。

例えば2ちゃんねるの創業者西村博之さんは「牛丼は食わない」と断言しています。西村さん曰く「安い牛丼を販売して、安い人件費で働き、安い給料しか払えない、という業界のあり方に賛成できないから」だそうです。

わたしも業者用のスーパーで安いブラジル産の鶏肉を購入することがあったのですが、ブラジル産の鶏肉が生産されるまでの、えげつない実態を知ってから買うのを辞めました。

またセブンイレブン本社はフランチャイズ店をいじめるえげつないやり方で利益を上げていることを知ってからは、本社系列の店舗で買い物をするのを辞めました。(店員に聞けば教えてくれる)

さらに楽天にも個人的に超絶嫌な思い出があります。だから楽天のクレジットカードは捨てましたし、楽天系列のあらゆるサービスは利用していません。「応援できないものにお金も時間も使わない」というのがわたしの基本スタンスです。

「消費」というのは経済的な投票行動です。ジャーナリストの池上彰さんも強調していることです。あなたは今日、何にお金を使いますか?