私には孫はいません

私には孫はいません

「私には孫はいません」という記事をみました。

参考 「私には孫はいません」…お名前問題で機嫌を損ねた姑が、長年元旦に送り続ける恐怖のハガキまいどなニュース

要約するとタイトルどおり、『孫の名前で機嫌を損ねた姑が、妻に嫌がらせをし続けているのに、旦那は妻の味方になってくれなくて・・・・・』という話です。

このパターンは本当によくあるので、今日からお話することは他人事だと思わずに聞いてほしいのですが・・・・・

赤い糸より強固な鎖

「嫌われる勇気」という2014年の上半期に小説「永遠のゼロ」(百田尚樹)よりも売れた本があるのですが、これはアドラー心理学についての本でした。ここで少しだけアドラーについて概要をお伝えしておきましょう。

アドラーはフロイト、ユングとならび、心理学の三大巨匠なのですが、日本ではアドラーはほとんど注目されてきませんでした。その理由はアドラーは権威にすりよらなかったからです。

アメリカの医師会はアドラーに「あなたの心理学を医師に優先して教えてくれ」という風に、知識を独占しようとしたんですが、アドラーはそれを拒否しました。理由は「わたしの研究はみんなのものだから。」というものでした。

医者にとっては、一般人と一緒にアドラー心理学を学ぶなんてことは我慢できないことだったでしょうし、そういうこともあって、アドラー心理学は別のカタチで残ることになりました。

それは「自己啓発本」です。アドラーは自分のアイディアをパクられても文句をいわない人だったので、著書のなかにはさも自分のアイディアであるかのようにアドラー心理学のエッセンスを世に発表し、なかには大ベストセラーになった自己啓発本もあります。

でもアドラー心理学をちょっと学ぶだけで、そういう自己啓発本の類は、もともとはアドラー心理学であり、なおかつアドラー心理学とは「別の何か」であるということがわかるはずです。

これ以上アドラー心理学に足を踏み入れることはしませんが、アドラー心理学者は夫婦関係について「赤い糸より頑強な鎖」という興味深い言葉をのこしています。

親子関係・夫婦関係の正体

赤い糸というのは夫婦関係です。頑強な鎖というのは「自分と親」との関係です。つまり何がいいたいのかというと、「夫婦関係の問題であると思っているものの正体が実は、自分と親との関係である可能性がある」ということです。

その証拠に、さきほど紹介した記事の女性は「旦那が味方になってくれなくて」という理由で、離婚しシングルマザーになったそうです。女性(妻)からすれば、自分と旦那との問題だと思っていたことが、実は旦那と姑の問題であったということです。

アドラーは「あらゆる悩みの根源は人間関係である」と断言しており、似たような考え方は釈迦の思想(縁起や空)にもつながるものがありとても興味深いのですが、今日あなたに考えてほしいのは、「本当の悩みは何か?」ということです。

実は・・・・「コロナ騒動でお金がない」という問題も、人間関係に大きく関わっています。安倍総理が・・・麻生財務相が・・・・財務官僚が・・・・銀行の融資担当が・・・・お客さんが・・・・会社の上司が・・・・緊急事態宣言がでたのに危機感のない他人が・・・・という具合です。

さきほど紹介した話では、姑は他人の問題を自分の問題であるかのように錯覚し、他人の問題に土足で足を踏み入れたのに、それでも「自分は正しい」と思い込んでしまいました。

あなたは他人の問題に、土足で足を踏み入れようとしていないでしょうか?人間関係を本当の意味で見直しましょう。自分の問題に集中しましょう。他人の問題をどうにかしたくても他人をコントロールするのは難しいし、それをやってしまったら「洗脳」です。

繰り返しになりますが、他人の問題に土足で足を踏み入れてなかなかうまくいかなくてイライラしたりキーキーするなら、自分の問題に集中しましょう。

例えば「子どもが勉強しなくって。」という問題は、子どもの問題です。あなたが必死こいて勉強し続けていたら、そういう環境に育った子どもは勉強するようになります。なぜならそれが「普通」なんですから。そうでしょ?