命の水を捨てる

命の水を捨てる

先日の台風19号の直撃で、断水被害にあった神奈川県の山北町で、自衛隊の給水車に県が「待った」をかけて水が捨てられる事件がありました。

参考 神奈川県が給水車に待った 山北町要望の陸自支援受けられず毎日新聞

町民からすれば悲劇でしょう。目の前にある水が「捨てられる」のですから。なぜ水は捨てられたのでしょうか?

マニュアルに書いてない?

ズバリ理由は「マニュアルに書いてないから」と県が難色を示したからです。県の担当者は、「町民の命」よりも「面子(メンツ)」を優先させたわけです。

この1件を知った町民たちからは非難が殺到していますが、神奈川県は「それがルールなのだからしょうがない」としか考えていないようです。事実、黒岩知事は「速やかな給水ができなかったことは真摯に受け止めたい」とコメントしていますが、当時の判断が間違っていたとは言っていません。

参考 台風19号の被害に伴う山北町の給水支援について神奈川県

実は歴史を振り返れば、日本はずっと同じことを繰り返してきました。

歴史は繰り返す

例えば第二次世界大戦の時も、日本陸軍は国民の命よりも陸軍のメンツを優先させました。愛国者が日本国民の命を犠牲にしたのです。「ウソみたいな本当の話」です。

日本では何を議論にするにしても、「法律では明確になっていないからダメなのでは?」という主張をする人がいます。政治家ですらそう口にする人がいますが、政治家失格です。政治家はダメな法律を修正する人であり、いざというときは法を飛び越えてでも国民を守るのが仕事です。

しかしそもそも・・・・そういう仕事が政治家にまわってこないこともあります。なぜならば官僚や行政組織のメンバーが、自分たちの裁量でその場で判断するからです。(今回紹介した事件も、まさにそう)

警察もそうです。スーパーで万引きした人を警察に突き出しても、警察が「なんとなく」事件にするかしないか決めたりします。警察官が裁判官の真似事をやっているのです。以上のように、日本という国は、マニュアルでしか動けない官僚組織が、マニュアルに書かれていないことですら自分で判断して決断するという危ない国なのです。

威張ってなんもしてくれない県の職員に多額の税金を吸い取られている神奈川県民はかわいそうですが、日本全国どこを見渡しても同じ事件は起こりえるでしょう。さてココからが本題です。

あなたのマニュアルは?

あなたが自分や周りの人を守りたいのであれば、マニュアルは自分で書くことです。マニュアルがない場合であっても「マニュアルがないから」(他人でやっている人がいないから)という理由で行動をやめてはいけません。

わたしは宗教者ではないので「神があなたを見ている」なんてことはいいませんが、「未来のあなたは今のあなたを見ている」ということはお伝えしておきたいです。他人にウソはつけても、自分にウソはつけません。

あなたはマニュアル人間、ロボット人間、官僚のようになってはいけません。あなたはマニュアルを作る人であり、人間であり、日本の将来を考える政治家であってほしいと思います。もしそのことを忘れたら・・・・・乗っている船が沈没しそう・・・・・と気づいた時にすでに時遅し・・・ということにもなりかねないでしょう。くれぐれもご注意を!!!