大学卒業までに2,000万円もかけて「教育」を受けたはずなのに、「社会で通用する力」のレベルはほとんどゼロだった・・・・という苦い経験をしたからこそ伝えたいことがあります。(参考:社会で通用する力はあるか?)
『AI vs.教科書が読めない子どもたち』を執筆した数学者の新井紀子さんは、「私たちが、人間にしかできないことを考え、実行に移していくことが、私たちが生き延びる唯一の道なのです。」と語ります。
その理由はシンプルです。かつて受験に意味があった時代がありました。受験を突破する能力は、社会人になり「新しい仕事を覚えて、ちゃんと実行できる能力」と相関があるのです。
だから「三角関数や微分積分を勉強することにどんな意味があるの?」という子どもの主張を一切無視して受験勉強に没頭させることにも、ちゃんと意味はあったのです。しかしそれも「昔の話」です。
なぜならばAIがホワイトカラーの仕事をガンガン奪っていく将来が待っているからです。ホワイトカラーに残されるのは「誰もができる低賃金の仕事」か「人間にしかできない高給がもらえる仕事」の2択です。
あなたやあなたの子どもは、AI時代をサバイバルするための「社会で通用する力」を鍛えているでしょうか?
「社会で通用する力」を判定するための質問を用意しました↓↓↓
レポート『社会法則を熟知せよ』では、社会法則を熟知する「ズルさ」の重要性について解説しています。
レポート『お金の出生秘話』では、人間にはできないことでも、「道具」の使い方次第では実現できることに触れています。
レポート『自己分析のススメ』では、自分の「やりたいこと」のためであれば、人間はもの凄いパワーが発揮できることを解説しています。
レポート『誰のために何をする?』では、ちっぽけな個人が大きな社会で生き延びるためには、「他人とつながる」必要があることを解説しています。
社会法則を熟知して「ズルさ」を発揮できるのも、お金(道具)を利用できるのも、自分のことを考えることができるのも、他人とつながることができるのも、AIにはできない『人間だけ』の能力です。またどれだけ受験勉強を頑張っても鍛えることのできない能力です。
また「社会法則」、「自己分析」、「お金(道具)」、「人間関係」に関する能力は、どれが欠けてもダメなのです。すべての能力をバランスよく鍛える必要があります。
わたしたちが生きている社会がどのようなものかわからなければ、ガムシャラに努力しても空回りするでしょう。
自分の「やりたいこと」がわからなければ、世間からは成功者ともてはやされたところで「こんなはずじゃなかった」と混乱し不安になるでしょう。
お金を上手に扱うことができなければ、すべてのことを自分でやろうとした結果として、自分自身がボトルネック(制限)になり停滞するでしょう。
「他人のために何をするか?」という発想がなければ、自分の煩悩にブレーキがかからず、人の道を踏み外して反社会的な存在(アウトロー)になるでしょう。
「社会で通用する力」を鍛えることが「生き延びる唯一の道」なのですが、あなたは自力で「社会で通用する力」を鍛えることができるでしょうか?
次回のレポートでは「社会で通用する力」を鍛える秘訣を伝授します。(続く)